「今すぐ売るわけじゃないけど、自分の不動産がどれくらいの価値があるのか知りたい」
そんなふうに思ったことはありませんか?
とはいえ、不動産会社に相談するのはちょっとハードルが高い・・・。
しつこい営業電話がかかってきそうで不安・・・・。
そんなときに役立つ、「不動産の価格をざっくり自分で調べる方法」をご紹介いたします。
不動産価格を自分で確認する5つの方法
①公示地価や基準地価を確認する
これらは国や各都道府県が公表している土地の価格で、周辺の取引相場を把握するのに便利です。公示地価は毎年3月、基準地価は9月に発表されます。
※国土交通省のサイトで調べられます。
②路線価より実勢価格を算出
これは不動産の前面道路に国が設定している価格で、相続税などの計算に使われます。
おおよそ実勢価格の8割が目安とされているため、
・路線価 × 土地面積 ÷ 0.8
で、ざっくりとした市場価格の目安がわかります。
※路線価は「国税庁 路線価図」などで検索できます。
③固定資産税評価額より実勢価格を算出
毎年交付される固定資産税の納付書で確認可能です。おおよそ実勢価格の7割が目安とされているため、
・固定資産税評価額÷0.7
で、ざっくりとした市場価格の目安がわかります。
※納付書を無くされた方は、所在する不動産の自治体窓口で評価証明書が取得が可能です。
④ポータルサイトで売出事例を確認
「スーモ」「ホームズ」「アットホーム」などの不動産ポータルサイトには、実際に売りに出されている物件の価格が載っています。注意点としては、あくまで売出価格=希望価格なので、実際の成約価格とは異なることが多い点です。とはいえ、周辺の価格感をつかむには十分な情報です。
⑤ AI査定サイトを活用する
最近では、インターネット上で個人情報を入れずに使えるAI査定サービスも増えています。
実際に使ってみた印象としては、
- マンションは比較的正確な査定が出やすい
- 土地や一戸建ては個別性が強く、精度にバラつきがある
という感想です。とはいえ、手軽に目安を知るには便利なツールです。
それでも不動産会社に相談するメリットは?
「ざっくりの価格はわかったけど、もっと正確に知りたい」
「売却も視野に入れている」
「うちの不動産はちょっと特殊で…」
そんな方には、不動産会社への相談がおすすめです。以下のようなメリットがあります。
- 豊富な成約データを元に、実勢に即した価格を提示してくれる
- 個別性(立地・形状・築年数など)を考慮して査定
- 地域の市況や流通状況も踏まえて、的確なアドバイスが得られる
まとめ
今すぐ売らないなら、自分での調査もアリ!
「今すぐ売るわけじゃないし、個人情報も出したくない」
そんな方は、今回説明した5つの方法でおおよその価格を知ることが可能です。
ただし、不動産には一つとして同じものがないため、正確な価格を知るにはやはり専門家の力が必要です。
弊社では、査定をご依頼いただいたお客様に対し、3つの価格をご提案いたします。
- 売出提案価格(実際に市場で売り出す際の価格)
- 成約予想価格(成約の可能性が高い価格帯)
- 不動産会社による買取価格(早期現金化を希望される方向け)
それぞれの価格帯や売却戦略の違いについても、丁寧にご説明いたしますので、
「とりあえず相談だけしてみたい」「自分の物件がどのくらいで売れるか知りたい」
という方も、ぜひお気軽にご相談ください。